パソコンの調子が悪いと疑う前に




本当に悲しいくらいに、パソコンというやつは、ええかげんなヤツです。
おだてりゃつけあがる、しかりゃぁ泣く、ほっときゃ拗ねる(笑)

でも、実は、パソコンの「調子が悪い」というものほど、
対策に困るものはないのです。

というのも、、昔のパソコンなら、構造はまだ単純で、しかも、
「どこで何をやっているか」についての情報は、ほとんど公開されていました。

ところが、マイクソソフト、とかいう会社が、市場を占有状態にし、
しかも、その内部を非公開にしてしまったからです。

おかげで、何かあったときには、「修理」をする前に、「どこが悪いの
かを探す」ことからはじめなければならなくなりました(笑)。



「調子が悪い」の中身

一口に、「調子が悪い」と言っても、いろいろな症状があります。

「歯が痛い」と言って、胃腸科へ行く人は、あまりいないと思います。
そういう人には逢ってみたい気もしますけど・・・(笑)

でも、お腹が痛いので内科に行ったら、外科で手術をしなければ
いけない場合もあります。

医者の方でも大変です。
患「体の調子が悪いんですけど」
医「どこが悪いんですか」
患「お腹の当たり」
医「お腹のどの当たりですか」
患「このあたりかな」
医「重いんですか、痛いんですか」
患「痛いんです」
医「刺すような痛みですか、鈍痛ですか」

実際に目の前に患者がいればこういう会話でも病気がわかるのでしょうけど
電話や、ましてチャットでは「このあたり」といわれてもわかりません。



■大きくわけてみよう

「調子の悪さ」をとりあえず、いくつかのパターンにわけてみましょう。
(電源が入らない、というような場合は、電源コードの接続を調べてね(笑)
 ここでは、パソコンが一応動いている場合に限定します)

( 1)いつもと違う音がしたり、画面が揺らいだり、物理的におかしい
( 2)インターネットの表示速度が遅かったり「真っ白」になり、ホームページ
  の画像が表示されなかったり、「表示エラー」がでる
( 3)パソコンの動作が妙に遅くなった
( 4)「××××の××××のエラーです」というような表示が出て
  ソフトが終了する
( 5)全面に青い画面が出て、「エラー」「不安定」などの表示が出る
( 6)突然、マウスやキーボードの操作を受け付けなくなる
   <いわゆる、凍る・フリーズ


以上のような場合に、どのような可能性が大きいかを説明します。
ただし、あくまで「可能性」であり、それ以外の原因も考えられますので、
あくまで「目安」として、考えてくださいね。



■( 1)いつもと違う音がしたり、画面が揺らいだり、物理的におかしい

ハードの故障が考えられます。
特に、最近は、ハードディスクドライブが原因による故障が考えられます。
デスクトップ型のパソコンの場合、あなたがパソコンのカバーを開けることが
できるなら、ハードディスクドライブなどのの取り付けのネジがゆるんでないか
調べてください。増し締めをしても音が止まなければ、早めの修理を
おすすめします。また、可能なら重要なデータのバックアップをおすすめします。

ディスプレイがおかしい場合は、まず、ケーブルが緩んでいないか
確かめてください。

まれに、ディスプレスドライバがおかしくなっている場合もあります。
自分で操作出来る人は、この点を確かめてください。

もし、煙が出てきた場合は、ただちに電源を抜いてください(笑)。



■( 2)インターネットの表示速度が遅かったり「真っ白」になり、ホームページ
   の画像が表示されなかったり、「表示エラー」がでる

ほとんどの場合が、パソコンのせいではありません。
特に「表示エラー」の場合は、パソコンには何の問題もありません。
aDSLのように、高速の接続方法でも、インターネット事態が混んでいたり、
目的のホームページのサーバーが非力であったりします。

あなたの家の前が4車線でガラガラの広い道路になっても、首都高速が
渋滞していたら、目的地へ着くまでには時間がかかります。
本講座のインターネット編「・ホームページとURL、通信速度」
を参照してください。



■( 3)パソコンの動作が妙に遅くなった

Windowsは、いくつものプログラムを同時にすることが可能です。
(本講座のパソコン編「2窓の使い方」を参照してください)
ただし、当然、他の作業をしていれば、その分動作は遅くなります。

ワクチンソフトが常駐(常に監視を続ける)していると、動作は遅くなります。

ただし、最新のNimdaウィルス(本HPの「緊急警告」参照)など、
いくつかのウィルスに感染していると、パソコンの処理速度が遅くなります。
他のプログラムを何も実行していない場合には、ワクチンソフトで
ウィルスチェックをすることをおすすめします。


いろいろな操作をしていると、突然、動作が遅くなり、例えば窓を移動させると
残像が残ったりすることもあります。この場合は下記の( 7)を参照してください。



■( 4)「××××の××××のエラーです」というような表示が出て
   ソフトが終了する

特定のソフトを実行すると、必ずそうなる場合は、そのソフトの
バグ(プログラムのミス)の可能性が大です。
「どのような操作をすれば、どんな表示になるか」を記録して、
そのソフト会社のサポートに問い合わせてください。

ただし、二つ以上のソフトがぶつかり合うこともあります。
つまり、あるソフトとあるソフトの「相性」が悪いことがあります。

いくつものソフトを実行している場合は、エラーの出たソフトだけを
使用してみてエラーが再現されるかどうかを調べてください。


このように「xxxxx.dllのエラーです」という表示が出た場合googleなどの
検索エンジンで「xxxxx.dll」などの表示された名前をキーとしてインターネット
検索をしてみてください。
結構、原因や対処法が見つかります。



■( 5)全面に青い画面が出て、「エラー」「不安定」などの表示が出る

上記のプログラムのバグや、Windowsの問題などいろいろな問題があります。

特定のプログラムが原因の場合は、なにかキーを押したら、Windowsに復帰して
特定のソフトだけが終了している場合もあります。

ただ、この状態になった場合は、Windowsも不安定になっていることが多く、
必要なデータを保存後、再起動した方が安心です。



■( 6)突然、マウスやキーボードの操作を受け付けなくなる
     <いわゆる、凍る・フリーズ

プログラムのバグが原因の場合と、「リソース不足(次項)」が原因のことが
ほとんどです。

まず、「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Del」キーの3つを同時に押してください。
表示された窓の中に「応答無し」と表示されたものを選んで「終了」してください。

これで、元に戻る場合もありますが、この場合でも、Windowsが不安定になっている
ことが多く、必要なデータを保存後、再起動した方が安心です。

どうしても、操作出来ないときはハードリセットしてください。



■( 7)リソース不足

リソースとは、パソコンの「資源」のことですが、ここでは、主に「メモリ」
のことを言います。

プログラムは、ひとつ作動させるたびにメモリーを使用します。
いくつものソフトウェアを同時に使うと、どんどんメモリを使用し、
メモリが足りなくなります。
例えば、IEを使って、いくつも「窓」を開けるたびに、ひとつの窓毎に
メモリを消費しています。

使用出来るメモリが少なくなると、Windowsの動きがおかしくなります。
マイコンピュータのアイコンを右クリックして「プロパティ」をクリックすると
「システムのプロパティ」が表示されます。その中の「パフォーマンス」タブに
「システムリソース」の欄があり、搭載メモリにもよりますが10-20%台になると
危険性が高くなります。

アホなことに、あるソフトを終了しても、そのソフトが使っていたメモリが
全部解放されるとは限りません。なんと、マイクソソフトの製品ですら
終了後メモリを解放しないものがあります。

リソース不足になったら、ソフトウェアを終了させることが一番ですが
長時間パソコンを使用していろいろな作業をしている場合は、時々
再起動して、初期状態に戻す必要があります。

Windows2000は割合リソース管理がしっかりしていますが、Windows MEは
最悪のようで、最低でも256MBをおすすめします。



■サポートへの電話

ソフトウェア会社や、パソコンへのサポートへ連絡するときは前述のように
「どのような場合にどのような症状になる」
かを明確に伝えてください。
ここで、どれだけ上手に伝えるかで、反応が違います。
(なにしろ、アホな問合せにサポート係もうんざりしています)

上記の医者と患者の対話のような状況にしないでくださいね(笑)