インターネットに接続するとは


■「インターネット」というネットも会社もない

「インターネット」というのは、形が有るようで無いようで、
「これがインターネットだ」と呼べるようなものは。実はありません。
当然、「インターネットそのものを運営している会社」も存在しません。

例えば、A大学の中に、パソコンを一杯つないだLAN(ローカルエリアネットワーク)が
あります。B大学の中にも、別のLANがあります。
このままでは、A大学のLANに接続されたパソコンと、B大学のLANに接続された
パソコンとでは、情報を交換することができません。
そこで、A大学とB大学のLANを接続する「回線」を作ることにしました。
これによって、A大学のパソコンとB大学のパソコンはお互いに情報交換が可能になりました。

LAN(らん)=ある組織や建物などの内部のコンピュータをつないだネットです。

同じように、C大学とD大学がそれぞれのLANをつないでいました。
このA−B大学のネットとC−Dのネットをつないでしまおう。
というように、いろいろなLANや、LAN同士をつないだネットをつなげてできたのが
インターネットと考えていただいてもかまいません。

当然、それぞれのLANは、各々が管理しています。LANとLANをつなぐ回線は、
大学間などは国が出費したり(当然、税金です)、あるいは民間業者が設置します。
つまり、インターネットの「ある部分」は「誰かのもの」であっても、
「インターネット全体」は誰のものでもないわけです。


■インターネットはいい加減

ところで、コンピュータ同士を接続し、データを交換するためには、
いろいろな「決まり事」が必要です。
インターネットには、WindowsやMacなどのパソコンの他に大型コンピュータ
などいろいろな種類のコンピュータが接続されています。

セキュリティなどのことを考えると、本当は「決まり事」は厳格にした方がいいのですが
それでは、LAN同士を接続するために、設定を変えたり、作業が大変になります。
インターネットが急激に拡大した理由のひとつに、この「決まり事」が緩やかだった
ということも見逃せません。

しかも、前述のように、インターネット全体を責任持って管理する組織はありません。
(後述するドメイン名を管理する組織などはありますが・・・)

しかも、もともと、インターネットは、研究者などが、お互いにオープンにデータを
やりとりしたい、ということから発足したという面もあります。

泥棒なんか居るはずがないから、鍵をかけずに外出する、のんびりとした田舎。
ある意味で、インターネットは「悪人が存在しないこと」を前提に、成り立ったネットです。
「インターネットは最新の技術だから無条件に信頼できる」というのは誤解です(笑)。


■インターネットに接続するとは

さて、インターネットに接続するとはどういうことでしょう。
現在の日本では、形としては三つに分かれます。

( 1)大学や会社などで、LAN自体が常にインターネットに接続されている場合。
  これを「常時接続」といいます。
  個人や小さな会社でも、インターネット専用の回線をつないでいる場合もあります。

( 3)パソコンを電話回線につないで、電話をかけると契約したプロバイダ(インターネットに
  接続するサービスを提供している業者)のコンピュータに接続されて、
  そこからインターネットに接続する場合。これを「ダイヤルアップ接続」と呼びます。
  このとき、「電話をかける先」をアクセスポイントと言います。
  もちろん、インターネットにつなぎっぱなしにすることもできますが、その時間の
  電話代がかかることは言うまでもありません。

( 2)が抜けてますね。( 2)は、フレッツISDNやaDSLでの接続です。
フレッツISDNやフレッツaDSLなどは、基本的にダイヤルアップ接続の変形です。
電話代が定額制のため、結果的に、「常時接続」していても料金的に問題ないというだけ
ですが、最近はこの場合も「常時接続」と呼ぶようです。

もう一つ、ケーブルテレビの回線を使ってインターネットに接続する場合は、
その会社のやり方によって、( 1)に近い場合と、( 2)に近い場合があります。


■インターネットを使う

実は、パソコンがインターネットに接続されただけでは、画面には何も表示されません。
電話がつながっても、お互いが無言だったら、会話にならないのと同じです。

細かなことは無視して(笑)、大筋を説明すると、
アクセスポイントに電話すると、あなたのパソコンはプロバイダのコンピュータに接続され
それを通してインターネットに接続されてます。

で、何かをパソコンに表示させるためには、ブラウザをつかいます。
ブラウザというのは、インターネットに接続されているホームページを表示させるための
ソフトウェアのことで、代表的なものとしては、

・Internet Explorer(通称
IE)




・Netscape(通称ネットスケープ、ネスケ)




があります。


さて、「インターネットを見る」ためには、このブラウザの「アドレス」欄や「場所」欄に
「urlを」入力する必要があります。
この「url」は、ホームページの名前であり、住所です。
つまり、ブラウザに「url」を入力してエンターキーを押すことで、
あなたのパソコンは、プロバイダのコンピュータに対して
「このurlのホームページのデータをこちらに送ってくれ」
という要求を出したことになります。
この要求は、インターネットに接続されたコンピュータ間を次々とバケツリレー式に
送られ、目的のホームページのデータが置かれたコンピュータ(サーバー)にたどり着くと
そのサーバーは、要求されたデータをあなたのパソコンに向けて送り出します。

このデータがあなたのパソコンにたどり着くと、要求を出したあなたのパソコンの
ブラウザは、送られてきたデータの指示に従って文字や画像を表示します。