インターネットは楽しい世界、でも、時々トラブルもあります。
トラブルは、相手が悪いだけでもなく、自分に責任があること 
もあります。                       

「自分を守る」のは「自分」です。             

それは、それほど難しいことではありません。交通法規を知っ 
ていれば、知らないよりは交通事故に遭う可能性は少なくなり 
ます。                          


チャットの場所によっては、相手にしか伝わっていないと思った
発言内容が他人に見られている可能性もあります。

また、はじめての人に会うときの、お互いの情報の
伝え方にも、慎重さが必要です。

下記の「チャットの場の種類」の内容をよく理解してください。


自己責任で自分を守りながら楽しんでください。
当たり前の話ですが、インターネットはバーチャルの世界です。
「どのパソコンからインターネットに参加しているか」という
ことはわかっても「そのパソコンの前に誰が座っているか」は
わかりません。また、その人が、本当はどんな性格の人なのか、
いや、男女の性別すらわかりません。

トラブルのほとんどは、いわゆるストーカーや嫌がらせです。
頻繁にメールをしてきたり、電話をかけてきたり、インターネ
ット上の他の場所に悪口をまき散らしたりひどい場合には、実
生活にまで被害を受けるときがあります。

もちろん、これらの被害はインターネットではなく、実生活で
も起こり得ます。だから、インターネットが怖いわけではあり
ません。ただ、インターネットを良く知らないと、ついついガ
ードが緩くなってしまう可能性があります。
トラブルの一番大きな原因は「自分の情報の重要度」を忘れて、
相手に教えてしまうことです。例えば、「携帯電話の電話番号」
と「自宅の電話番号」では違います。自宅の電話番号なら、局
番などで、大体の地域までがわかってしまうけど、携帯ではわ
かりません。また、携帯なら「自分しかでない」けど自宅なら
家族の誰が出るかわかりません。だから、自宅の番号は教えな
いけど、携帯なら教える、という人は多いですよね。そして、
プライベートに使用している携帯電話なら、それを捨てて新し
い番号にしてもさほど支障はありません。

これが「重要度」の違いです。

メールアドレスを教えあったり、実際に逢ったり、インターネ
ットは新しい出逢いがある楽しいところです。でも、楽しいイ
ンターネット生活をするためには、「相手をどれだけ信用して
いる」かに応じて、自分の情報については重要度を考えながら
教えていく、ということが必要です。

注:後述するように、携帯電話の番号だったら、安心、という
  のも少し危険です。
チャットだけで楽しんでいたかったら、メールアドレスを教え
る必要はありません。

メルトモが欲しければ、メールアドレスを教えあう必要があり
ますが、次項に説明するように、メールアドレスにもいろいろ
あります。

オフ会などで、だれかと逢ってみたくなったら、携帯の番号も
教え合う必要があるかもしれません。でも、普通は、はじめて
逢う場合、幹事役、もしくは男性側の番号さえわかっていれば
充分です。

つまり、自分の目的に応じた、最低必要限の情報だけを出して、
相手の「信用度」を見極めてから、それ以上の情報を出しても
決して遅くはありません。
以下、「メアド」は「メールアドレス」、「メルアド」のことです。

メールアドレスには、大きく分けて、2種類あります。

・インターネット接続契約を結んだプロバイダから貰った
 (あるいは会社や学校のLANでの)メールアドレス
・インターネット上のホームページなどで自由に取得でき
 るメールアドレス


前者を「実メアド」、後者を「フリーメアド(Web上で取れ
るからWebメール)」と考えてください。

前者では、契約時に、本名や住所の入力が不可欠です。後者の
中には、メアドを取得するときに、住所・氏名の記入が必要な
もの、HOTMAILのように氏名だけでよいものがあります
が、どちらにしろ、多くの場合「実際の氏名や住所」でなくて
もメアドを取得できます。可能なら、偽名での登録が安心です。
(HOTMAILは偽名でも大丈夫です)

「実メアド」は、メールアドレスを変えるためにはプロバイダ
を変えるなど、変更が簡単ではありません。特に、仕事で使っ
ている場合などに、実メアドがイタズラメール攻撃にあうと大
変です。しかし、逆に、実メアドを使って犯罪を起こすと、基
本的にはメアドから犯人を特定できます。(難しいのは、知識
のある人間が偽名等で実メアドを取ることも不可能ではないの
で万全とは言えませんが・・・)

それに対し、フリーメアドは、トラブルが有れば、別のメアド
をとって、使うことをやめることで被害を防ぐことができます。
このため、フリーメアドを「捨てメアド」とも呼びます。

このことを逆に言えば、相手がフリーメアドしか教えてくれな
い場合は、完全に信用するのは少し考え物かもしれません。
ところで、フリーメアドを取ったから、安心してメール交換で
きるなぁ、と思っても、メールを出すときは、注意が必要です。

パソコンにあるメーラー(メールをやりとりするソフトウェア)
の多くは、メールを発信するときあなたの実メアドで発信する
ように設定されている場合が少なくありません。このため、メ
ーラーからメールを発信すると、教えてない実メアドが相手に
伝わってしまうことがあります。

フリーメールを利用するときは、HOTMAILのような専用
ソフトウェアか、あるいは、フリーメアドを取得した場所のW
eb上で発信してください。
メッセのようなフリーメアドを教え合うことは、それほど危険
なことではありません。メッセのアドレスから、その人の住所
や本名を調べることはほとんど不可能です。実メアドでさえ、
犯罪でもない限り、プロバイダから住所や氏名を聞き出すこと
は困難です。

では、どうして、いろんな被害が起きるのでしょう?

実は、いつものチャットやメッセのやりとりで、何気なく書い
ていることの中に、いろんな情報が入っています。近くの大き
な建物、近くで起こった事件、あるいは体格や風貌、何気なく
書いている情報を総合すれば、意外に「本人に迫る」ことも可
能です。

あまり知らない人がいるときには、これらの「断片的な個人情
報」を書くのは慎重にした方がよいでしょう。
一口にチャットと言っても、タイプがあります。
例えば、あるチャットサイトのタイプ1はオープンチャットで、
タイプ2や2ショットなどはクローズドチャットとされています。

オープン型では、発言しない「隠れROM」が、こっそり発言者
の発言を見ているでしょう。オープンチャットでメッセや電
話を教えることは、街中で大声で叫んでいるようなものです。

クローズ型チャットや2ショットチャットなどでも安心できません。
管理者が中を見ることは管理上、当然可能です。
また、一般に、完全なセキュリティを確保して、チャットを運用
しているサイトは多くありません。
ある程度の技術力を持った人なら、クローズドなはずの
チャットのログを「のぞき見る」ことは可能です。

親しくなりたい相手にメッセなどを教えたいときは、場所と状
況を考えてください。 住所などをネット上で教えるのは最悪です。
はじめてオフや、逢いたいときのマナーとしては、
( 1)男性がメッセなどのフリーメールアドレスを女性に教える
( 2)女性がWebメールから返事を出し、自分のフリーメールアドレスを教える
( 3)男性が自分の携帯電話などを教えて逢う場所や打ち合わせをする
( 4)女性が電話する場合は「発信者番号非通知」にする
そして、実際にあったとしても、電話番号を教えるのは慎重に
したほうがよいかもしれません。
最初の印象を裏切られることはよくあることです。
そして、男性側も、女性側のこのような用心に、理解を
してあげてください。
ハンドルネームも男女の性別も、嘘を書くことが簡単なことは
ご存じと思います。通称「2窓」というように、一人の人が同
じ部屋に別のハンドルで同時に入ることもできます。同じハン
ドルでも別の人の可能性があることは言うまでもありません。

少しだけ、「この人はどの人か」がわかる手助けになる情報が
あります。だれかが、チャットの部屋に入った時、入室表示の
後に「abc00000.ppp.infoweb.co.jp」のような表示が出ます。
これがIPアドレスと呼ばれるものです。通常は、後半部分が、
その人が利用しているプロバイダ名です。フレッツやダイヤル
アップなどでは先頭の数字や記号が時々かわりますが、会社や
学校などではこの部分も固定です。

ただし、プロバイダを変えたり、漫喫やインターネットカフェ
からの接続では、IPアドレスも変わります。その漫喫やイン
ターネットカフェがどこのプロバイダを使っているかにもより
ますが、ODNなどを使っている場合もあり大手のプロバイダ名
があっても信用はできません。

だから、IPアドレスで「仮面をかぶっているか」どうかを完
全に判断することはできませんが有る程度の参考になるため、
注視した方がよいでしょう。また、被害を受けたときは、この
IPアドレスが手掛かりになるので、危なそうな場合はメモし
ておいた方がよいでしょう。
残念ながら、「いい人」かどうかという判断は、実社会でも簡
単ではありません。いい人でも感情のこじれで「悪い人」にな
ることもあります。

ネットトラブルの多くは「自己責任」であるとはいえ、予想外
の事態になることはあります。しかし、何年か前に比べると、
最近では警察も「ストーカー被害」や「ネットトラブル」に対
して積極的に取り組むようになりました。

直接、警察へ行くのが怖ければ、ほとんどの県警にネット上で
の受付窓口があります。また、女性の警察官が対応してくれる
電話相談も増えました。無料でしかもメールで相談できる弁護
士による窓口もできました。

■参考サイト http://www.scyberpol.org

なお、この時、先ほどの「IPアドレス」は犯人特定の重要な
手掛かりになります。

ご主人に内緒でチャットしている方などでは、それが弱みとな
り被害を大きくすることもあります。上記の匿名で相談できる
窓口などを利用して、早めに相談してください。
もし、あなたが、例え悪意ではなくても、ネットストーカーに
なるかもしれないとしたら次のようなことを、考えてください。

まず、「インターネットは匿名」というのは、実は幻想です。
犯罪を犯さず、普通の楽しみ方でしたら、問題はありません。
でも、犯罪を犯した場合、実に簡単に「犯人の特定」は可能で
す。あなたが、アメリカ国防省に侵入できるような技術力を持
っているのなら別ですが、生半可な技術力では、「犯罪を犯し
た」ら、簡単に突き止められます。

特に、ネット関係では、関連部署の拡大と予算獲得のため(笑)、
警察はやる気満々です。

実際に、ネット関係のストーカーや詐欺師などが次々と逮捕さ
れ、報道されています。軽い気持ちや、生半可な知識で、一生
を捨てないでください。
会社や学校からインターネットを楽しんでいる方も、気をつけ
ましょう。

多くの場合、LANのサーバーには「どのサイトを訪問したか」
という記録が残ります。設定によっては、通信内容まで記録さ
れている場合があります。

また、メールをチェックしている企業も少なくありません。

職務中にインターネットで遊んでいて、クビになったり左遷さ
れた人も増えています。気をつけてください。

さきほど、犯罪でも起こらない限り、実メアドからでも、本人
の住所などはわからないと書きました。しかし、インターネットでは、
データの流出事故はすくなくありません。

また、プロバイダの不良社員が情報を売ることもあります。携
帯電話でも、不良社員が、番号から住所を調べて売ることも有
ります。

そういう意味では、HOTMAILや、住所氏名に嘘を書いて
も受け付けるフリーメールの利用がもっとも安全です。実メア
ドや電話番号は、お互いに深く知り合って、信用してからの方
がよいでしょう。もちろん、まず男性側から、というのが最低
限のマナーでしょう。

もっとも、男性側が実メアドや電話番号を教えたからと言って、
100%信用してはいけません。なぜなら、実メアドのような
フリーメールもあるし、偽名で実メアドをとることは難しくあ
りません。

また、去年の夏以前に購入した「プリペイド携帯」では、番号
から使用者を特定できないこともあります。

なにこども、慎重すぎるくらい慎重に、というのが鉄則です。
これまでいろいろ書いてきましたが、一番安全なのはインター
ネットをやらないことです。

でも、それでは、楽しくありません。

インターネットは、逢うはずもない人に出逢ったり、新しい友
達ができたり、可能性を秘めた楽しいところです。上に書いた
ような、ほんの少しの知識と用心さえすれば、インターネット
は楽しいところです。

「最後は自己責任である」という自覚を持って、インターネッ
トをエンジョイしてください。
いろいろなトラブルが起きると、犯人探しや、あいつは危険人
物だ、という情報が飛び交います。もちろん、良い仲間達で、
「場」を守ったり、被害者を守り、加害者を捜すことは当然で
すし、必要です。

ただ、「誤情報」も混入する危険性にだけは気をつけてくださ
い。例えば、悪いヤツが女性をよそおって「あいつに被害を受
けた」と嫌いな男性を攻撃することもあります。

あるいは、ある人にとって「あいつは危険だ」と思えても、別
の人にとっては「いい人」がもしれません。

これらの情報の取り扱いには十分注意してください。「冤罪」
の怖さは、最近の電車痴漢事件でも少なくないようですし、下
手をすると名誉毀損になります。

インターネットでの情報は真偽が分からないものが少なくあり
ません。真偽の判断をするのも、「自己責任」であることを、
忘れないでください。
もし、なにかトラブルがあったら、私も相談に乗ります。
[私を信用していただければ、ですが(笑)]

ともかく、一人で悩まないで、だれかに相談してください。
■内容・表現に関するお問い合せは■ ベアへ 
■レイアウトに関するお問い合せは■ 
しおん