■■なぜ、危険なのか?  こんな被害があります■■

  ウィルスってなぜ危険なの?


・パソコンの中のファイルを消してしまう
・ファイルを勝手に書き換えてしまう
・パソコンが立ち上がらなくなる
・パソコンの中のデータを勝手に他人に送り出してしまう
・大量のウィルス付きメールを勝手に送信する
・プログラムを使えなくしてしまう



■第一の被害   勝手にするな〜!

パソコンにしろ、いろいろな道具は、「人間のやりたいこと」を、より簡単に
便利にできるからこそ、ありがたいものです。
でも、「やろうと思ってないこと」を勝手にされたらどうでしょうか?

掃除機を使っていたら、突然、ためていたホコリをはき出したり、
バックしようと思ってアクセルを踏んだら急発進されたりしたら
たまったものじゃありません。

パソコンも、実は、電源を入れたあと、あなたのしらない間にいくつかの
プログラムを実行しています。でも、それは、パソコンを使えるようにす
るための作業ですから、問題はないでしょう。
そして、パソコンが使える状態になったあとは、あなたが、ワープロで
文書を作成したい、とか、インターネットを楽しみたいとか、
その目的に応じたプログラムを実行するわけです。

ところが、インターネットを楽しもうと思って、そのプログラムを
実行したつもりなのに、実はハードディスクドライブの中のデータを
勝手に書き換えられたりしたら、困りますよね?
これが、ウィルスの「第一の被害」です。



■第二の被害   勝手に増えるな〜

詳しくは次項で述べますが、なぜ「コンピュータ・ウィルス」と
呼ばれているかと言うと、コンピュータ・ウィルスは、自分を複製
して増えていく、という特徴があります。
また、他のパソコンにも、自分の複製を送り込もうとします。

必要もないのに、勝手にパソコンに潜り込み、しかも、自分の
複製をどんどん作ってしまう、これが、ウィルスの「第二の被害」です。

もっとも、電子銀行ができて、そこに預金した電子マネーをどんどん
増やしてくれるウィルスなら、欲しいような気もしますけどね(笑)。



■悪性ウィルスから良性(?)ウィルスまで

ウィルスの根本的な性質は「自分の複製」を作るということです。

ウィルスの中には、「自分の複製を作る」ことしかしないものも
あります。
それだけでしたら、たいして問題はないかもしれません。
もちろん、「自分の複製を作る」作業も、ひとつのプログラムですから
その間、パソコンを勝手に動かしているわけで、本来の
パソコンの作業能力を邪魔しているため、若干、処理能力が遅くなった
り、ハードディスクを使用します。しかしそれ自体はあまり影響は無いかもしれません。

しかし、そんな「おとなしいウィルス」は少数派です。
多くのウィルスは、「複製を作る以外の作業」をしてしまいます。

では、どんな作業をして、我々に被害を与えるのか、というと、
それは、そのウィルスを作った作者の「悪意」の度合いによります。

これまでの例では、
・パソコンの中のファイルを消してしまう
・ファイルを勝手に書き換えてしまう
・パソコンが立ち上がらなくなる
・パソコンの中のデータを勝手に他人に送り出してしまう
・大量のウィルス付きメールを勝手に送信する
・プログラムを使えなくしてしまう
などの被害があります。

また、ウィルスに感染すると同時に上記のような「被害」を与える
ものと、感染してもしばらくの間は「自分の複製を作る」作業だけ
をしていて、特定の条件(感染してからある日数を経過する、特定
の日付になる、特定の作業を特定回行う、など)を満たしたときに、
突然、上記の「被害」を与えるようなウィルスもあります。
後者のタイプのウィルスでは、その動作によって、「潜伏」と「発症」
というように、呼びます。


注:ウィルスの定義にはいろいろあり、例えば、トロイの木馬と
  ウィルスは違う、ワームとウィルスは違う、とか、
  いろいろ難しい定義があります。
  本講座では、こまかな定義を抜きにして、
  ともかく、「私のパソコンに害のあるもの」について、
  説明したいと思います(笑)。