■■ワクチンの働きと使い方■■

  ウィルスに対抗するワクチンの働きって?



■ワクチンにはどんな製品が?

通常、ワクチンソフト、と呼ばれるものにはいろいろな種類があります。
代表的なものとして

・Norton AbtiVirus 株式会社シマンテック 
  〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー16F 
  TEL 03-3476-1118 FAX 03-3477-1118 
ホームページ
http://www.symantec.com/region/jp/
体験版
http://www.symantec.com/region/jp/trial/trial.html


・ウイルスバスター 
トレンドマイクロ株式会社 
  〒151-8583 東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー10階 
  TEL 03-5334-3600  FAX 03-5334-3653 
ホームページ
http://www.trendmicro.co.jp/
体験版
http://www.trendmicro.co.jp/trial/index.asp


・McAfee
日本ネットワークアソシエイツ株式会社 
  〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウェスト20階 
  TEL 03-3379-7770 FAX 03-5428-1480 
ホームページ
http://www.nai.com/japan/
体験版については、企業向きの物しかないようです。


などがあります。



■ワクチンの三つの働き

さて、このワクチンソフト、基本的にはウィルス感染を防ぐ、感染したウィルスを
除去するという働きをするわけですが、その、原理から考えると、以下の三つの
機能を持っていると考えることが出来ます。

( 1)常駐してウィルスの侵入を防ぐ

  パソコンの電源が入っている間、ワクチンソフトが常に陰で働いていて、
  おかしな「添付ファイル」を受信するのをチェックしたり、ウィルスが
  おかしな動きをするのをチェックします。

( 2)指定されたファイルや環境をチェックする

  常駐せずに、必要な時にワクチンを起動することで、パソコン全体や
  特定のフォルダやファイルなどがウィルスに汚染されていないかを
  チェックします。

( 3)感染したパソコンのウィルスを駆除する

  パソコン全体をチェックし、ウィルスに汚染されたファイルを元に戻したり
  ウィルスを駆除する。


本来は、( 1)のように、常駐させることがもっとも安全なのですが、
常駐することによって、いくつかの弊害もあります。

まず、常駐されている場合、ワクチンは、陰で常に作動しているわけですから、
パソコンの能力の一部を使っています。
このため、普通のプログラムを実行するときに、その実行速度は若干遅くなります。

また、ワクチンソフトを常駐している場合、IEやOutlookを使用中に
「mcscan.dllのエラーで終了します」という表示が出てIEなどが強制終了
される場合があります。
これは、IEなどのソフトとワクチンソフトがぶつかり合っているためですので
この場合は、タスクトレイ(画面の右下に小さなアイコンがいくつも表示さ
れている場所)に表示されているワクチンソフトのアイコンを右
クリックして「終了」するしかありません。

また、何かのソフトをインストールするときには、
「他のソフトを全て終了させてください」
と注意書きが出る場合がありますが、
あなたが意識していなくても、ワクチンは陰でずっと働いています。
ソフトによっては「ワクチンが働いているため」にインストール出来なかったり
インストール出来たように見えてもうまく行かない場合があります。
インストール時にはワクチンソフトも終了させた方がよいでしょう。



■ワクチンは全能ではない 1

ワクチンがあると言っても、ウィルスに絶対感染しない、ということは
言えません。

というのも、ワクチンがウィルスを発見するためには、ワクチンソフトが
「ウィルスのことを知っている」必要があります。

「指名手配犯人」をチェックしている関所の役人が、いかに万能でも
「指名手配写真」に載っていない「犯人」を摘発することはできません。
(実は変異型と言って、変身するウィルスもあるのですが、最近のワクチ
 ンは変身パターンを見破ることが出来ます。でも、全くの「新人」
 ウィルスは発見出来ません)

このため、ワクチンソフトは
( 1)ウィルスを探し出す「エンジン」部分
( 2)どんなウィルスがあるかというデータ部分
の二つに分かれているのが普通です。

ウィルスが発見されるたびに、各ワクチン会社は、「ウィルスデータ」
を追加します。つまり、「新人の犯罪者」に関する「新しい指名手配写真」
を作るわけです。

ワクチンソフトのユーザーは、通常、一定期間、この「ウィルスデータ」
を読み込み更新する権利を持っています。
新しいウィルスに対応するためには、この新しいデータを読み込む必要が
あるわけです。

つまり、「全く新しいウィルス」の場合は、ワクチンソフトのデータに
そのウィルスのデータが入ってないわけですから発見することはできません。

ただし、最近では、ウィルス発見の数日後には、ウィルスデータが出来ている
のが普通ですから、最新のデータを常に入手するのが安全です。
データのアップデート(最新のデータファイルを読み込む)方法については
各ソフトのメニューやマニュアルに書いてあるので、折に触れ更新する
習慣をつけましょう。



■ワクチンは万能ではない 2

さて、ワクチンのもう一つの働き、「修復」はどうでしょうか?

残念ながら、これも完全に修復出来るという保証はありません。

例えば、「本来無いファイルを勝手に追加する」ウィルスや、
「本来のプログラムにくっつくときに、その場所が決まっている」
ウィルスなどでしたらワクチンが駆除出来ます・

しかし、「書き換える場所や内容がそのたびに違っている」ウィルスでしたら
ワクチン側で、「何処を戻したらいいか」がわからない場合もあります。

また、ウィルスが発症して、データやファイルを消してしまった場合は、
ワクチンでは基本的に対応出来ません。
修復サービス(かなり高価です)で修復出来る場合もありますが、
手の着けようのない場合もあります。

ウィルスの中には、「ワクチンメーカーのホームページに飛べないように」
するような、かなり凝った、いや、悪質なものもあります。
(このようなウィルスに対しては、ワクチンメーカーが特別のホームページ
を設置することもあり、そういうページを探すためにももインターネットの
「検索エンジン」を使い慣れていた方がいいでしょう)



■転んだときに備えて

前述のように、ワクチンソフトは必ずしも万能ではありません。
このため、最悪は、再インストール(パソコンを白紙の状態に戻して
ゼロからインストールする)の必要がある場合もあります。

( 1)購入以降にソフトをインストールした場合は、そのソフトの
  元プログラムと、IDなどインストールに必要な情報
( 2)自分で作製したデータ
( 3)ブラウザのお気に入りやブックマーク、あるいは、パスワードが
  必要なサイトなどのパスワード等
( 4)プロバイダのIDやパスワードなど

これらの情報を、時々バックアップしておくのが安全でしょう。
最近はCD-RWも安くなっているので、CD-R、CD-RW、MOなどの
メディアを使用してください。

なお、この「バックアップ」は非常に大切です。
ウィルス以外にも、Windowsの調子がおかしくなったり、
落雷や停電、あるいはハードディスクドライブそのものの故障
等で、パソコンを再インストールが必要になることは少なくありません。

備えあれば憂いなし、ぜひ、バックアップを習慣にしてください。

(意外に忘れるのがメールデータです。
 メッセの場合、メルアドとパスワードさえ覚えていれば、
 相手のデータはMSNのサーバに記憶されているので、
 データを失うことはありませんが、アドレス帳など
 必要なメルアドもバックアップをとるほうが安心でしょう)